ふくしま集団疎開裁判弁護団・柳原敏夫さんからのメッセージ
第1回総会へのメッセージ
様々な事情で、ふくしま集団疎開裁判は、私も含めて3.11まで放射能について殆んど何も知らない市民と弁護士たちが始めた裁判です。だから、被ばくについて真実を語る人はいないか? と必死に探し求めました。紆余曲折、暗中模索の末、ようやく、
スターングラス博士、
肥田舜太郎さん、
矢ヶ崎克馬さん、
澤田昭二さん、
松井英介さん
たちと出会うことができました。
普通の市民にとって、真に信頼できる科学者を見つけることがどれだけ至難の技であるか、この間、思い知らされました。そして、私たちは今、それなしには命を落とすかもしれないくらいの危機の中に置かれているのです。今日ほど、市民が真に信頼できる科学者と連携することが切実に感じられる時はありません。それは人類と地球環境が生き延びるための最重要の危急の課題です。
これが「市民と科学者の内部被曝問題研究会」がスタートすることに、一市民として大きな期待を表明しないでおれない理由です。