

ホーム - 参考:RUE89とのインタビュー(2011年4月6日)
参考:RUE89とのインタビュー(2011年4月6日)
1956年にWHOは、原子力産業の発達によって、市民の被曝の機会が増えることで、被曝が人体にどんな影響を与えるかについて報告書を提出した。そこには、原子力産業は放射能を増大させ、一般人に変異を引き起こすこと、害は子孫に及ぶことが書かれていた。
この報告は国連を不安にさせ、1年後にIAEA(国際原子力機構)が設立され、WHOと協約を締結した。その結果、核の危険性に関する情報を機密化し、核に関してWHOは行動しないことが現在まで続いている。
チェルノブイリと福島の共通点の一つは、WHOが不在という点である。データを収集し、提供するなどのWHOの仕事をせず、IAEAの数値を繰り返すだけ。
WHOは「放射能は極めて短時間に空気中に拡散して薄まる」と言っているが、「時間が経てば事態は収まっていく、ということはありません。その逆」で、「世代から世代へと、ますますたくさんの遺伝子の変異が見つかっています」。(出典:『終わりのない惨劇』、pp.40-44.)