市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝問題研) Association for Citizens and Scientists Concerned about Internal Radiation Exposures (ACSIR)

内部被曝に重点を置いた放射線被曝の研究を、市民と科学者が協力しておこなうために、市民と科学者の内部被曝問題研究会を組織して活動を行うことを呼びかけます。

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プロフィール:ミシェル・フェルネックス医師(Michel Fernex)

 1929年ジュネーヴ生まれのスイス人。医学博士。ジュネーヴの大学で医学を学び、パリ・ダカール・バーゼルで研究を続けた。熱帯地域の伝染病に関心を持ち、アフリカ奥地での僻地医療に志願して、マリ・ザイール・タンザニアなどで仕事をした。フランス・スウェーデンでも業績を残している。バーゼル大学医学部教授を66歳で退職、名誉教授。マラリア・フィラリアによる感染症の専門家。
 15年間、WHOの専門委員をつとめている間に、チェルノブイリ原発事故があり、WHOが健康被害に立ち向かうと期待したが、WHOが事態を隠ぺいしたため、その動きの背後にあるものを発見し、IAEAとの癒着関係を世に訴えた点で、先駆的役割を果たしている。また、ユリ・バンダジェフスキの釈放・復権支援活動の中心的役割も果たした(京都大学原子炉実験所の今中哲二氏の翻訳記事参照)。
 IPPNW(核戦争防止国際医師会議)スイスの元会長。NPO「チェルノブイリ/ベラルーシの子どもたち」(ETB)を、フランス緑の党の反核闘士であった夫人のソランジュ・フェルネックスと2001年に創設。2007年からETB, IPPNW, CRIRAD,仏脱原発ネットワークなどと、「WHO独立を求める会」(IndependentWHO)を組織し、会の活動の一つ、ヴィジー(Vigil,プラカードを下げて、ジュネーブのWHO本部前で無言のデモを行う)でフェルネックスさんは「チェルノブイリの犯罪・共犯者WHO」を下げ、隣にドキュメンタリー映画『真実はどこに』の監督ウラディミール・チェルトコフ氏が「WHOの21年間の沈黙と嘘」、クリス・バズビー博士が「WHOとIAEAの協定を改正せよ」のプラカードを下げて無言の抗議をしています(写真
IAEAのチェルノブイリ原発事故の過小評価を批判した竹内雅文訳『終わりのない惨劇――チェルノブイリの教訓から』を出版されたば かりです。
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